【尖閣】中国海軍の病院船 尖閣沖の接続水域を航行 [6/29]

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180629/k10011501231000.html

中国海軍の病院船 尖閣沖の接続水域を航行
2018年6月30日 17時26分

29日朝早く、沖縄県尖閣諸島の沖合で、中国海軍の病院船が日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行したのが確認され、防衛省は航行の目的を分析しています。
防衛省によりますと、29日午前4時半ごろ、尖閣諸島大正島の沖合で中国海軍の病院船が日本の接続水域を航行しているのを、海上保安庁の巡視船が確認しました。

病院船は接続水域の縁をかすめるように北側から南東に向けておよそ1時間かけて通過し、そのまま尖閣諸島の周辺から離れていったということです。

病院船は負傷した兵士の治療や災害の際の人道支援などに使われるもので、通常、武器を搭載していません。各国の艦艇などの情報を取りまとめている「ジェーン年鑑」によりますと、中国海軍の病院船は全長およそ180メートルで、浙江省を拠点とする東海艦隊に所属しているということです。

また、防衛省によりますと、中国側の情報として、この病院船が太平洋の島々や南米などを訪問するため、28日、基地を出港したことが公表されているということです。

尖閣諸島沖の接続水域で中国海軍の艦艇の航行が確認されたのは、ことし1月、潜水艦が浮上しないまま航行して以来、今回が3回目で、防衛省は航行の目的を分析しています。