【証券取引監視委員会】三菱UFJモルスタ証への課徴金を勧告 長国先物の相場操縦で

https://jp.reuters.com/article/mufg-ms-idJPKBN1JP0Q4?feedType=RSS&feedName=special20

2018年6月29日 / 08:58 / 41分前更新
監視委、三菱UFJモルスタ証への課徴金を勧告 長国先物の相場操縦で

[東京 29日 ロイター] - 証券取引等監視委員会は29日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に対して、金融商品取引法に基づき2億1837万円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告したと発表した。長期国債先物取引で、見せ玉手法で相場操縦したとしている。

監視委によると、三菱UFJモルスタ証のディーラーが2017年8月25日、約定させる意思がないにもかかわらず、買い注文や売り注文を出して長国先物の相場を操縦し、158万円の利益を得た。このディーラーは自己ポジションに評価損を抱えており、相場操縦につながったと監視委はみている。

今回の相場操縦はディーラーの自己判断によるものだったが、同証券の計算で行われたため、同証券が保有している長国先物のポジションで課徴金額を算出する金商法の規定に従い、課徴金額が2億円を超えることになった。

和田崇