【天気】近畿地方 激しい雨 突風や落雷に十分注意 29日

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180629/0002357.html

激しい雨 突風や落雷に十分注意
06月29日 17時53分

近畿地方は、29日、大気の状態が非常に不安定で、滋賀県米原市では多数の建物に突風によるとみられる被害が出ています。
このあとも各地で雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、気象台は、竜巻などの突風や落雷などに十分注意し、頑丈な建物の中で安全を確保するよう呼びかけています。

気象台によりますと、日本海に停滞する前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、近畿地方は大気の状態が非常に不安定になり、京阪神滋賀県などの各地で雨雲が発達しています。
29日午後5時半までの1時間には、▽兵庫県淡路島の洲本市で53.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか▽神戸市でも23ミリの雨が降りました。
気象庁のレーダーによる観測では、午後1時40分すぎから2時半ごろにかけて、滋賀県米原市付近の上空を発達した雨雲が通過しました。

米原市では多数の建物に突風によるとみられる被害が相次ぎ、地元の気象台が現場を調査しています。
大気の不安定な状態は30日にかけて続く見込みで、29日夜は近畿中部や北部を中心に雷を伴って1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。

気象台は竜巻などの突風や落雷などに十分注意し、急に冷たい風が吹いてきたり「ひょう」が降ったりするなど、発達した雲が近づく兆しがあれば頑丈な建物の中で安全を確保するよう呼びかけています。
また、雨による低い土地の浸水や急な川の増水に警戒し、土砂災害にも十分注意するよう呼びかけています。