【日米、ミサイル防衛強化】安倍首相らがマティス米国防長官と会談 「イージス・アショア」を念頭に

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日米、ミサイル防衛強化=安倍首相らがマティス氏と会談
2018年06月29日16時58分

 安倍晋三首相は29日、来日したマティス米国防長官と首相官邸で約50分間会談した。日本が米国から調達し配備を計画する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を念頭に、ミサイル防衛を含め日米同盟による対処力と抑止力を強化していくことで一致。北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に向けた連携も確認した。

 マティス長官の来日は昨年2月に続き2回目。菅義偉官房長官小野寺五典防衛相、河野太郎外相とも個別に会談した。
 首相は会談で「日米同盟は日本の平和と安全はもとより、地域の平和と安定、繁栄の柱だ。自由で開かれたインド太平洋を実現していくためにも、緊密に協力、連携していきたい」と表明。マティス氏は「朝鮮半島の非核化に向け、私どもはしっかりと日本と共にある」と応じた。

 首相とマティス氏は、北朝鮮の全ての大量破壊兵器と、あらゆる射程のミサイルの廃棄を目指すことを確認。日本人拉致問題の早期解決のため、米国防総省とも情報を共有することで合意した。